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町田 1-2 琉球
4/29アウェイで佐川印刷との無敗対決を制した町田。7連勝中の絶好調のチームも「いつかは連勝は止まるんだろうな・・」と思っていましたが、それがこの試合になってしまうとは想像すらしてませんでした。 前半半ばのレッドカード提示で一人少なくなるも「このくらいのハンデで五分五分の展開だろう」と思ったのが正直なところ。相馬監督も2トップの形は崩さず4-3-2で強気な采配を示す。その再開直後にスーパーなトラップから抜けだした勝又のシュートはポストに嫌われたものの、「全然イケる」感がスタジアムに満ちていたのは明らかだった。 しかし懸念したのが、「中二日」のコンディションの影響、「高温」と「数的不利」からくる疲労の前倒し。中二日に関しては相手とは同じ状況ではあるものの、疲労からくる運動量の低下は絶対に避けられない。それをこの「大観衆・ホーム戦」のモチベーションでどこまで持ちこたえられるかがポイントだったと思う。 失点シーンは後半半ば、直接FKを決められた69分と、立て続けの72分のミドルシュートで2失点。振り返ると特に2失点目が痛かった。早い展開で右サイドから中央へ繋がれ、最後は中央左から押し上げてきた選手が狙い澄ましたミドルシュート。後半半ば、3枚になったものの走り回っていた中盤の選手たちも、先制されて集中力と運動量が同時に切れかかってしまったようにポッカリ空いてしまったバイタルエリア。怖れていた上記のポイントが悪いタイミングで出てしまった。2点ビハインド後も攻撃的な姿勢を崩さず、ロスタイムには「目下得点王」木島弾で1点を返し追いすがったことを考えると尚更惜しいシーンだった。 試合全体を振り返ると、前半から持ち味の細かいパスワークがあまり見られず蹴り合いになった感がある。「中盤での相手のチェックは徹底してるな」首位を快走するチームが相手に研究されるのは当然。プラスして試合後のプレスリリース「ピッチ状態が悪かったので…」との相手総監督談。中盤でのパス回しを避け前線へロングボールを多用、守っては中盤でのチェックを徹底と(数的不利になったことを差し引いても)結果、相手のツボにハマってしまった印象。試合後のトルシエの満面の笑みは相変わらずの大人気振りに気をよくしただけではなかったね。 でもついに連勝は止まってしまったものの、決して悪い試合ではなかったと思う。本当に最後の最後まで走り切り勝負を捨てなかった姿勢は素晴らしかった。誰も諦めてなかった。帰り出す観客の姿が目立ち始めた時の木島弾!!にはアツくなった。ひとり少ないチームには見えなかったと思う。 試合後、記録を更新した大観衆のスタンドに向かって深々と頭を下げた相馬監督。敗戦の痛みが伝わってくる姿だったが、負けて得るものは多かったはず。数的不利の展開、守るのか攻撃的な姿勢を崩さないのか、悪コンディションの日程を乗り切るメンバー構成術、モチベーション・・。勝利試合以上に監督自身の身になったはず。決して力負けした試合ではない。方向性は絶対に間違っていない。一息ついて、自信を持って次の試合に臨んでもらいたい。長いシーズン、連敗しないことが大事。また次から一戦ずつ戦いましょう。 最後にふたつ、どうしても記しておきたいこと。 判定に関しては「それも含めてサッカー」の信念の元、言いたくはないのですが、今日だけは書かずにはいられない。 「主審、酷すぎる」 ・レッドカード提示、試合ブチ壊し。 ・相手ファウルのプレイがこちらのファウル。そしてそのFKから失点。 どちらも目の前で見ていた副審はファウルの判定示さず、離れてポジショニングでの判定。 自身の存在感を誇示するのが主審の役目なのか? 試合後退場時のメインスタンドの大ブーイングにもかかわらず、ニヤケた顔をスタンドに上げた様には思い上がり感を否めなかった。 こんな不可解な判定に負けないぞ。町田は絶対にJに上がってみせるからな! もうひとつ。 FC琉球の2ゴールシーン、素晴らしかったです。素直に脱帽。 先制点の直接FK、右Gエリア角外の角度が無い位置からの球質・速さ見事でした。キッカーの鈴木 寿毅選手の素晴らしい左足の精度。メインスタンド町田コアサポエリアでも絶賛されてましたよ。 2点目のサイドからの崩し、シュート(確か)ふたつ前の元A代表山下選手の何気ない味のあるワンタッチポストプレイ、そして冷静なMF國仲選手のミドルシュート。繰り返し練習してるのがわかるパス交換、少ない好機をモノにする勝負勘。やられました。 遠く沖縄から参戦の皆様、おめでとうございます。でもアウェイではリヴェンジしますからね。
by fctokyo12
| 2010-05-03 19:58
| FC町田ゼルビア
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