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11月11日、苦しい苦しいJ2初年度のリーグ戦が終了しました。こんなに負け試合を見に行ったシーズンはサッカー観戦を始めてから初めてのことでした。
歓喜と希望に満ちた昨年のJ2昇格決定から11ヶ月。悲しみに包まれることになろうとは想定していませんでした。 結論から言うと「弱かった」に尽きるのですが、その理由を考えると「鍛えられていなかった」と思います。 小野路グランドで見た練習風景、和気藹々としたウオームアップメニューの内容・雰囲気は素晴らしかった。しかし、そのあとはレギュラー組と控え組に分けて11対11のフォーメーション練習(紅白戦)。時々ポイントで止めて指示を入れ再開。休憩時にはレギュラー組だけ集めて指示(控え組は放置)、メンバーを入れ替えたりすることなくフォメ練を最後まで継続。その後はリラックスな雰囲気のシュート練習(ゴールバーに当てたら抜けられる等)など。居残りで個別練習は皆無・・・。 これでは強くならない、鍛えられていない。 これまでJ1チームで栄光を残してきたオジー。ある程度チームとして形が出来ていて、そこから底上げしてゆくような、且つ、選手個々も一定のレベルの選手を要するようなチームであれば、このような練習も効果的なのかもしれない。 しかし、昨年3部リーグをギリギリのところ(3位)で勝ち上がってきたチーム。チームの強化予算も限られた状況で、最低限の補強しか出来なかった弱小チームには、合っていなかったとしか思えない。 歴代の日本代表監督で例えるならば、選手の個々を尊重し、自由な発想に任せたジーコ放任スタイルが前者。規律を重んじ、約束事で固められたフォーメーションを一から徹底的に反復練習させて刷り込ませたトルシエスタイルが後者とすると、町田ゼルビアには後者のような指導者が適任だったのではないかと思う。 「いきなり応用問題ばかり解かせて、わからなかったら公式を教えて次に進む」のではなく、「公式やらポイントを徹底的に叩き込み、少しずつ力をつけてゆく」ようなイメージ。 夏が終わる頃、誰かのコラム(後藤健生氏だったか?)で同じことが指摘されていた。結局、第三者が試合を見て明らかにわかる「チームの約束事」は「CKの守りはゾーン」(シーズン序盤に失点を重ねたCKのマンマークディフェンスから、ゾーンに変えた)ということ、「GKは蹴らずに後ろからパスを繋いでゆく」こと、くらいか。もちろん、練習グランド以外でのミーティングなどで話し合いはもたれているだろうが、攻撃・守備(特に守備ね)に関して筋の通った基本的なものはとにかく不明瞭だった気がします。 その攻撃にしても、「ポゼッションを大事にしてパスを繋ぐ」サッカーは各方面から認められたものではありましたが、試合を重ねるごとにパスを繋ぐことが目的となってしまい、前へ出て行く(仕掛ける)積極性が失われてゆく悪循環に陥ってしまったのが、今シーズン、オジーにとって最大の誤算だったのではないでしょうか。「ポゼッション率リーグ1位でありながら順位は最下位」、このデータがすべてを物語っています。 そんな中わずかな期待は、「平本の縦へのドリブル突破」と「北井の個人技からの仕掛け」でした。シーズン序盤から、試合中こところどころで効いていた平本のプレイには希望を持ちましたが、4月30日の横浜FC戦、4-2で爆勝したゲームで1ゴール3アシストの華々しい活躍をしてしまったため、その後各チームからの最大の徹底マークに合ってしまったのも今となっては嬉しくない(当日は最高に嬉しかったのですが)誤算となってしまいました。 守備に関しては、リーグ終了後オジーが言っている通り、序盤戦での主力離脱が痛かった。ただでさえ薄い選手層なのに、CB陣の負傷が相次いだことは不運だったとしか言いようがありませんでした。田代・太田・津田・薗田、怪我から戻ってきてはまた負傷・・。その繰り返しで残された「太田・加藤」のコンビで戦った初夏の数試合が一番辛かった時期でしたね。そのCBの層は、なかなか完全復帰を果たせない薗田に代わって、8月からイガンジンが加入したことで光が射したように思えましたが、彼一人だけの力ではどうしようもない試合を最終戦まで重ねてしまいました・・。 しかし冷静に試合を振り返ってみると、最終ライン以上に、中盤での守備に問題があったのではないかと思います。そもそも相手チームに運動量・質で劣っているのに、「守備意識の低さ」「運動量の少なさ」「マーキングできない」「走り負ける」では絶対に勝てない。そのすべてにおいてのルーズさを克服する意欲が練習で全く無いのだから進歩がないのは当たり前。中盤で好きにやられてしまっては最終ラインだけで持ちこたえるのは至難ですね・・。 ここまで書いてしまうと、選手が悪いのか、スタッフ陣が悪いのか、わからなくなってしまいます・・。 「鍛える」という面では、フィジカル的にもかなり劣っていたと思います。その中盤の運動量しかり、雨の日の勝率(9月末まで未勝利)しかり。逆に雨の日に無敗の松本山雅、4月野津田で手痛い敗戦を喫した試合で感じたフィジカルの差、9月のアウェイ・アルウィンで試合前、駐車場からスタジアムまで御一緒させていただいた松本サポ(野津田皆勤のコアサポ)さんにその辺を聞いたところ、「開幕前に相当走り込みましたから」の自信満々の言葉。シーズン通年を見据えたJ2経験豊富な監督との差も感じました。 あと練習を見て気になっていたのが、通訳さんのこと。(荒川さんには全く悪気はありませんが)彼の話す言葉が丁寧すぎて、オジーが話している(伝えたい微妙な)雰囲気が伝わっていたかということ。昨年の塚田さん、ポポさんとコンビが長いこともあって、ポポさんの発する意図・ニュアンスをそのまま気さくな日本語で伝えていたように思えます。何かそのあたりの微妙な言葉ひとつひとつが・・・という気がとてもするのです。これは外国人スタッフ・選手を抱える場合、どうしようもない現実なのかもしれませんが。 よかった面に話を変えていこうと思います。 「ポゼッションを大事にするパスサッカー」、よくも悪くもこれは今季チームが得た財産ですね。ポゼッションが高まれば失点の可能性が減る。最高の理論だと思います。 このスタイルはシーズン初めは機能し出していました。開幕・愛媛戦こそ苦い洗礼を味わったものの、連勝を達成し4戦目まで2勝2敗の五分。結果と自信が得られた今季一番幸せだった時期かもしれません。 その後、いわゆる上位チーム(京都、湘南、ヴェルディ)に善戦するものの惜敗が続きました。外部からは「町田は予想以上によく戦っている。試合内容もよいし、期待できる」の評価が占めました。チームも「やれる、もっとやれる!」と思い込んでいました。 しかし私自身は「この状況が怖い」と感じていました。内容が結果に結びついていない(少なくとも引き分けて勝ち点を積み上げてゆかないといけない)のが非常に怖かった。結果では何も得られていないのに、経験の無い自信だけが増えてゆく状況・・。 今思い返すと「よく戦っている」の評価は「今季J2に上がってきたチームの割には」の言葉が隠されていたことを感じていなかったですね、ほとんどの人が。それはひとつ歯車が崩れれば、全体も脆く崩れてしまうということを。 DF陣の離脱から始まり、繰り返される試合終盤での与PKでの敗戦。簡単なミスから失点し自滅・・。4月末に三ツ沢でバカ笑いをしたあと、次に笑えたのは盛夏を過ぎてしまっていました・・。 あ、よかった話をするはずが・・。 戻しましょう。 チームの成長を感じられた時期がやってきました。 「先制されたらそのまま敗戦」、「1点しか取れない攻撃陣」のレッテル、9月に入った岡山戦で(引き分けではありましたが)ついに撥ね退けてくれました。あの試合、勝又の逆転ゴールには泣きました! アウェイ福岡は追い付いてドロー、富山戦は逆転勝ち、アウェイ東京クラシックも粘りのドロー。先制されても「まだまだ全然いける!」と思えるようになったことは大きな前進だと思います。 選手個々も成長しました。 JFLと比較してプレイのスピードに格段の差がある中、慣れるのに必死だったと思います。 特に開幕当初、ほとんど自分のプレイが出来なかったディミッチ。出場時間は限られ、昨年の華々しい活躍とは一変したスタートでしたが、トラップの精度・持ち出しの速さ・判断の速さを徐々に進化させ、レベルアップしたプレイを見せてスタメンを奪回。「絶対的スタメン」と思えた開幕時の「平本&勝又」の2トップの概念をオジーの頭から消し去り、リーグ中盤戦にトップ或いはトップ下で主力に上り詰めたのは見事でした。 同じく北井佑季。昨年までのスーパーサブのイメージ通り、今季も同じ位置づけでのスタートとなりましたが、高い個人技に加えてシュート精度を上げ、更に運動量と90分走り切るスタミナの底上げを披露。「攻撃の切り札」、「最高の選手(松本・反町監督)」と言わしめ、攻撃の軸へと成長したのも見事でしたね。 あとは、加藤恒平。CB陣離脱時にCBとしてスタメンに登場した時には「おいおい本当に大丈夫なのか?」とオジー采配を疑いましたが、試合を重ねるごとに成長。腰の低い粘り強いマーキング、読みの鋭いパスカット・カバーリング、奪っては安定したパスを供給する堂々たるプレイ内容。一見ひ弱そうな風貌からは想像つかない潜在能力の高さを見せつけてくれたことは今季町田ゼルビアの最大の発見と言ってもよいでしょう。チームにあと二人ほしいですね、彼が。 このようにチーム・選手個々共に、シーズン終盤を迎えるにつれて成長した姿を見られるようになり、「この成長を繋げる意味でも、来季もJ2でプレイさせてあげたい。必ずこの経験は自信となる。そのために、残留を勝ち取らなければ」と強く強く願ったわけでしたが・・・。 新シーズンは想像すらしなかった、もう戻ることの無いと思っていた3部リーグになりました。 「来季の構想はどうなる?」と考え初めていた矢先、来季も指揮の意欲を見せてくれていたオジーの退任が発表されました(最終戦後のセレモニー。世界的名選手であった彼が日本の田舎のスタジアムで雨の中濡れながら佇む姿には、現役当時から彼を知る者としては寂しさを感じずにはいられませんでした。町田に来てくださってありがとうございました)。 そして11月27日、秋田豊氏の新監督就任が電撃的に発表。いきなり指揮を取り、来月の天皇杯は新監督の指揮初戦になることも発表されました。 11月中の新監督への移行は異例でとてもびっくりしましたが、冷静に考えてみると、新年明け一からチーム作りに取り掛かるのと比較してかなりのアドバンテージがあるということに気付きました。新戦術の浸透、現有戦力の分析、新戦力の発掘(トライアウトに参加可)、計り知れないメリットの大きさと共に、「1年でJリーグ復帰」のチームの本気度を伺えうことが出来ました。これも天皇杯16強に勝ち残っていたおかげ。オジーが最後に残してくれた財産だと思います。 先日の初練習を見学しましたが、早くも秋田新監督・楠瀬強化部長・竹中コーチの連携がうまく取れており、円滑なスケジューリング、息を抜かせない厳しいチェック、そして名物「秋田ヘディング教室」も行われ、活気あるメニューが展開されています。このあとの天皇杯、そして来季の「約束」に向け、出直しは好スタートを切っていますね。大きな期待を抱きつつ、変わらずこのチームを見守ることが出来そうです。来年の今頃、喜びを味わうことを信じて。楽しみですね。 今年、負け試合はこの先の10年分見たから。 来年は勝ち試合を見たい! たくさん見たい! 勝ち試合だけでいいぞ!
by fctokyo12
| 2012-11-30 03:00
| FC町田ゼルビア
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