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●決勝トーナメント1回戦
Germany 2:0 Sweden 早々のポドルスキの2ゴールで開催国の完勝。開幕戦で崩れかけたDF陣も3試合連続の完封。バラックのパワーミドルシュート&繊細なタッチのパスも冴え、彼の復帰が中盤の、チームの安定に大きく関与しているのは間違いない。 スウェーデンは前半35分のルチッチの退場、後半開始早々のラーションのPK失敗でTHE END。一方的なドイツペースの試合になすすべなしだった。そして期待が大きかったイブラヒモビッチ。彼の大会を通じての不調が誤算の始まりだったかもしれない。 ●決勝トーナメント1回戦 Argentine 2:1 Mexico 開始早々からプレスの速い中盤の競り合い。6分マルケス、10分クレスポ(オウンクサイけど…)とゴールを奪い合い、激戦の予感が漂う。 しかし時間の経過とともに独特のゆっくりした流れになり、両者ともなかなかチャンスが訪れない。中盤が間延びし選手同士の距離が遠いためテンポを変えるダイレクトパスが見られず難しい展開が続く。決定的なボールも読みも早い体を張ったDFで防ぐ攻防。「これは、メキシコペースなのか?」 そんな中、メキシコが「戦術以外の理由で」交代カードを切っていく。しかしアルゼンチンは動かない。「後半20分過ぎてテベス&メッシ投入で一気に決めるんじゃ?!」の予想通りその順でカードを切るペケルマン。でも「カンビアッソ→アイマール」だけは成功したとは言い難い。中盤を厚くし更に攻撃的にいくつもりが、前半あれだけ「リケルメに一度預けて」試合を作っていた流れを自ら壊してしまった。アイマールと下がって受けるメッシにボールが集まり、リケルメが完全に消えてしまうことに。セルビア戦でFWが「思う存分踊った」のは彼等の下でリケルメが中盤の役割を任され、FWはFWの役目に専念していたから。後半から延長にかけてアルゼンチンにゴールの予感がしなかったのはそのバランスが崩れたからだと思う。 延長前半のこの大会のラッキーボーイになりつつある、マキシ・ロドリゲスのスーパーゴールで救われたアルゼンチン。セルビア戦の輝きとは裏返しの苦い試合を経験したこのあとの相手は開催国ドイツ。全く逆の流れできた両チームの激突はどんな結果になるのか。大会前の評判を覆すチャンスが今ドイツにある、と思う。
by fctokyo12
| 2006-06-25 19:36
| 2006ワールドカップ
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