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日本代表 0-0 コロンビア代表
後半のピッチへ向う羽生、今野。そして消えた稲本、中田。これがこの試合でオシムが言いたかったことなんだろう。 確かに前半、彼らのよいプレイは皆無だった。コロンビアに押し込まれチャンスを見出せない息苦しい展開。それを打開するまで至らない日本。決して彼ら2人の責任ではないが、後半、特に羽生投入でリズムを取り戻したことだけを考えただけでも、「誰のどんなプレイが必要なのか」ということは明らかになった。 かの有名な「90年イタリアワールドカップのユーゴスラビア代表の選手起用」とまたも同じ手段をとった形になったオシム。当の選手、そしてメディアに対する彼のキツいメッセージをどう受け取り、今後どう活かしてゆくのか。少しずつ道が見えてきた感じがするキリンカップだった。 それにしてもこの試合は、オシム就任以来一番楽しめた一戦だった。中盤でのプレス、ドリブルを交えた攻撃でリズムをつかむコロンビア。「コイツ イチバン キケン」とでもいうような徹底的な高原潰し。そしてそれに対抗するように後半、息を吹き返す日本。中盤の底からテンポよく長短のパスを狙う憲剛、豊富な運動量で顔を出す羽生、ワントップの後ろでシャドー的役割と崩し的役割双方を担う遠藤と俊輔、そして「日本不動のエース」の風格漂う屈強高原。この中盤を厚くしたシステムは日本に適しているのかもしれない。 ただ、サイドバックの上がりを含めたサイド攻撃がもの足りなかったこと(相手との力関係もあるが)と、その中盤において遠藤と俊輔が100%機能していなかった(修正してこれからマッチしてゆくのかもしれないが)ように見えたことが課題だと思う。このシステムなら遠藤は憲剛の位置が適しているように思えるし、その「2列目」適任者はまだ他にいる気がする。「もっともっと前後左右に幅広く動けて、そして点の取れるタイプ」・・って書いているとなんとなくジェフの選手の顔が浮かんでくるのは気のせいですか?
by fctokyo12
| 2007-06-06 18:17
| 日本代表
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