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終了のホイッスルは聞いた。
選手が挨拶にきたのはなんとなく覚えている。 目の前を通ってゴール裏へ向かう選手たち。 ただ、周りが拍手で迎えたのか、ブーイングだったのか、覚えていない。 自分がどう反応したのかも覚えていない。 アウェイスタンドのことも一切覚えていない。からだが自然に拒否していたんだろうけど。 疲労、消耗、呆然、そんな状態だった。 試合結果を受け入れたくなかった。 (やっと本日、こうやってPCに向かい合える状態となりました) 前半は素晴らしかった。 相手のシュートが二度ゴールマウスを叩いたが、何故か入る気は全くしなかった。 外国人審判団が期待を抱いたレベルではないことに気付いた。 予想を覆し、相手ペースで流れる後半。 みたび相手シュートがゴールマウスを叩き、反撃の機会も少ないままずるずると押し込まれ始める。 「相手の運動量が落ち始めた時がチャンス」 そう思っていたが、相手以上に東京の方が落ち込んでしまったことに気付き始めた矢先、糸を引くようなボレーシュートの軌道を見る羽目になった。 塩田がセーブするよりも速く、目を伏せたのを覚えている。伏せざるを得なかった。バクスタからは瞬間的ににわかってしまったのだ。 ************************************************** DFラインはうまく守っていたと思う。裏を取られることを怖れずラインを高く保ち、コンパクトに対応できていた。相手のサイド攻撃は完封、2トップ(特に小さい方)が裏を狙うだけの形に持っていった。 それだけに、攻撃面、特に後半のふがいなさが・・・。 この試合を見て具体的に気付いた点がある。 「ムービングしてない理由=追い越しの少なさ」 最近顕著な形、「後方からボールを繋いで2列目のエメルソンにわたり、トラップして顔を上げて2トップを探す・・」 → 「2トップには相手DFのマークがついていてパスを出せず、その間にエメルソンへチェックが入り潰される、又は無理にパスを出すも通らず・・」 開幕当初の、4-3-2-1のツリー型から、ボールを持った選手を後ろから追い越して受ける動きを繰り返す基本形。これが最近皆無になっていると感じる。 特に2列目の選手は、 ①トップにボールが入った場合、その瞬間それを追い越して相手DFの裏に飛び出して受けるパターン、 ②2列目がトップの後方でボールを受けた場合は、トップに当てパス&ゴーでトップの裏に飛び出す、又は追い越してきた3列目以後の選手にパスを出すパターン、 これらのいずれかの動きを行っていたはず(だと思う)。 しかし、このところ(2トップへのシステム変更もあるが)は上記のような「ランを忘れたラストパサー」になってしまっている。 (もちろん2列目の選手だけのせいではない。ボランチやサイドバックの攻め上がりなども関係してくるのが当然だが) パス能力の高いエメルソンや羽生に依存するサッカー(或いはカボレとエメルソンのコンビプレイに頼ったサッカーなど)は、そのパスが決まれば美しく手数をかけずにゴールを奪えるかもしれない。ただ、そんなにうまくいかないことはここまでの試合を振り返れば誰もが理解できる。だから、人が動きボールを動かして全員でボールをつなぐサッカーをもう一度思い出してほしい。トライしてほしい。4月の川崎戦の4点目、十数本のパスをつないで決めた今野のゴール。誰一人として難しいパスを出したわけではない。やればできる。 「夏場は体力を考えて・・」と謳った省エネサッカーなんてやめてほしい。例え後半早々に足が止まってしまったとしても、やれるところまでその全員でぶつかっていくサッカーを見たいと思う。そして4-4-2よりも中盤の選手間が近く、パス回し・追い越しに適していると思う「4-3-2-1のツリー型城福東京」の復活を願う。 小平での練習風景。2月に見たあの「多色ビブスでのパス回し」。最近全く見かけない。2月に見た時みんな全然うまくできなくて「今はこんなだけど、シーズン終わる頃には格段の進歩でボールを回せるようになるのかなぁ・・」と妄想したのはどうなったのだろう。練習であんなにできない状態でも試合中に何回かその片鱗を見せてくれる場面が確かにあった。それがすべてではないけれど、あの練習、継続してもらいたいと思う。 本日最後に・・自分の「小平見学のジンクス」、今回もやっぱりダメでした。すみませんでした。試合前日は当分行きません。わかっているのに、またなんだかすごく悪いことをしてしまったような気がしますので・・。反省・・Orz
by fctokyo12
| 2008-08-19 23:48
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